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【三共アグロ】
保土谷UPLにイソキサチオン剤事業を譲渡

登録・ラベル・製造・情報など移管準備加速

 三共アグロ(株)(窪田隆一社長、本社:東京都港区)は11月17日付けで、同社農...

 三共アグロ(株)(窪田隆一社長、本社:東京都港区)は11月17日付けで、同社農薬事業の一端を牽引してきた殺虫成分のイソキサチオン剤(主にカルホス/ネキリトン剤)事業を保土谷UPL(株)(井口裕之社長、本社:東京都中央区)に譲渡した。
 事業の譲渡内容は、イソキサチオン剤事業に関する営業権、農薬登録権、農薬登録にかかわる保有データ、特許権、意匠権、商標権、技術情報などにおよぶ。
 今後は、保土谷UPLおよび保土谷UPL指定の販社が、引き続き現在の名称で販売展開できるよう、登録・ラベル・製造・技術情報などの移管準備を加速させる。
 保土谷UPLおよび保土谷UPL指定の販社からのイソキサチオン剤の販売開始は、12月中旬を目指している。
《譲渡製品の横顔》
 『カルホス粉剤』 ネキリムシ類などの土壌病害虫を的確に防除し、特に大豆などの害虫に卓越した効果を示す。
 『カルホス微粒剤F』 ネキリムシ類などの土壌病害虫を的確に防除し、周囲へのドリフト(飛散)が少なく使いやすい。
 『カルホス乳剤』 広い殺虫スペクトラムを有し、活性持続効果が優れている。また、温血動物体外への排泄が速やかなので安心して使用できる。
 『ネキリトンK』 防除が比較的困難とされているネキリムシ老令幼虫に高い効果を示す。また、誘殺剤で、土壌表面や作物の株元にまくだけなので害虫防除が簡単にできる。コオロギにも有効。

(2008.11.18)