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【タキイ種苗】
トロピカルフルーツを育てよう

熱帯果樹にチャレンジ

 タキイ種苗(株)(京都市下京区)が発行している園芸新知識『はなとやさい』5月号では、初心者から上級者まで楽しめるパッションフルーツ、パパイヤ、マンゴーなどの熱帯果樹の栽培方法を特集した。

サンジャクバナナとマンゴー
サンジャクバナナ
マンゴー
「昨今の家庭園芸では、野菜や果物など食べることができる植物栽培が流行し、熱帯の果樹も年々需要が増えている」、というのは千葉県館山市で(有)エクゾティックプランツを経営する尾崎忠さん。
主に、熱帯・亜熱帯植物の栽培を手掛ける尾崎さんだが、「日本の四季の半分は熱帯植物に適した気候で、温暖化によってますます同植物が注目されつつある」といい、いくつかの熱帯植物の栽培ポイントを披露した。
サンジャクバナナは、草丈2〜2.5mで結実する矮性品種でもっともポピュラーなバナナ。高温期にいかに育てるかがポイントにあり、生育に合わせて随時植え替えが大切で、最終的には60〜100l程度の鉢に拡大していく。
「果樹の王様」とも呼ばれ、日本でも人気の高い熱帯果樹のマンゴー。日本では、赤色系のアップルマンゴーと黄色系のペリカンマンゴーが主で、国内での栽培品種は“アーウィン”と呼ばれるアップルマンゴーの一品種。
マンゴーは、本来樹高20mにも達する高木。鉢栽培では、剪定などで生育を抑制しながら低木仕立てにするのが基本。

(2009.05.07)