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【富士経済】
植物工場用資材市場は急伸  富士経済がアグリビジネス市場の予測を発表

 富士経済は9月15日、農業の高付加価値化の実現が求められるアグリビジネス国内市場の調査結果と分析を発表した。

高付加価値化を実現するアグリビジネス市場 高付加価値化を実現するアグリビジネス市場として、植物工場などに使う「養液栽培プラント」、生産・流通やほ場の管理など使う「栽培装置・資材・システム」、天敵や微生物などの「環境保全型アグリ資材」など。
 上記3市場の合計は557億円で、2008年度比+1.3%となった。
 なかでももっとも伸びたのは養液栽培プラントで、同比+9.3%の59億円だった。同市場は国が植物工場の設置を補助しており、今後も企業の参入が増えると見込まれるため、15年度には90億円市場になると予測している。
 ほかに大きく伸びると予測されるものとして、植物工場に使われる植物育成用光源が15年度には9億5200万円(08年度比+50%)、昆虫やダニなど害虫を退治するために散布される天敵が同7億4000万円(同比+30%)と予測している。

(2009.09.17)