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【バイエル】
前年同期比7%減 農薬関連事業も減少  バイエル第3四半期

 バイエルは09年第3四半期の決算を発表した。基礎的な収益は、今年初めて前年同期を上回った。ヘルスケア事業、素材科学事業が貢献した。一方、農薬関連事業は前年同期に比べて減少し、09年の利益目標の修正を余儀なくされた。

バイエル第3四半期 ヘルスケア事業は今四半期も堅調な動きを見せ、売上高と利益は前年同期を上回った。素材科学事業の利益は第2四半期のおよそ2倍となり、前年同期とほぼ同水準に達した。
 農薬関連事業は売上高8.7%減(為替の影響調整後では8.2%減)の11億4000万ユーロと、高水準を維持した前年同期に比べて減少した。
 ヴェニング社長は「主要作物の商品価格の低下や、天候条件の影響、農薬製品の流通在庫の増加などにより悪影響を受けた」と、農薬関連事業の市場環境を分析している。
 農薬部門は、好調に推移した前年同期に比べ8.8%減(同8.6%減)の9億7300万ユーロだった。殺菌剤は顕著な動きを示したが、殺虫剤と除草剤が伸びず、種子処理剤も苦戦した。
 エンバイロサイエンス・バイオサイエンス部門は、前年同期から7.7%減(同6.3%減)の1億6700万ユーロだった。特に、北米の減少が大きい。ただし、野菜種子や植物形質特許は成長している。
 これらの結果、バイエルの09年第3四半期の売上高は前年同期比7.0%減の73億9200万ユーロ(前年同期は79億4800万ユーロ)となった。為替などの調整後は、7.2%の減収。
 特別項目計上前の利払前・税引前・償却前利益(EBITDA)は、前年同期を0.4%とわずかながら上回る14億9900万ユーロ(同:14億9300万ユーロ)となった。

(2009.11.10)