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【石原産業・石原バイオサイエンス】
新規除草成分「フルセトスルフロン」満開  石原産業

1成分の水稲用中・後期除草剤

 石原産業・石原バイオサイエンスはこのほど、新規水稲用除草剤を開発し、一部製品を3月中旬から市場投入した。「ワンオール」(有効成分:ピラゾキシフェン・プレチラクロール)以来の大型水稲用除草剤と期待され、農薬事業拡大に弾みをつける。

スケダチ1キロ粒剤 市場投入したのは、韓国・LG化学が創製したSU(スルホニルウレア)系の新規除草成分のフルセトスルフロンを有効成分とした「スケダチ1キロ粒剤」。
 ノビエに対し10a当たり1kg処理で4葉期まで、1・5kg処理で5葉期まで高い除草効果を示すほか、コナギやホタルイ、ウリカワなどに対しても高い除草効果を発揮する。
 また、水生生物に対し高い安全性が確認されているほか、有効成分は1成分であり、製品1kg中に含まれる有効成分量も2・2gと極めて低薬量であることから、減農薬栽培にマッチした除草剤に仕上がっている。
コナギ 本年度は全国で展示ほ試験を実施し、次年度からの本格的な普及展開の基盤固めをはかる。
 なお、本紙では本年度上市の単剤・混合剤の横顔を紹介したが、平成23年度には中期一発除草剤「フルイニング1キロ粒剤」、乾田直播栽培用「ハードパンチDF」、中・後期除草剤「アンカーマン」を上市させ、一連のフルセトスルフロン剤のラインアップを充実させる。
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(2010.04.05)