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【協友アグリ】
問題解決型除草剤を続々とラインアップ  協友アグリ

 協友アグリ設立以来、全農開発のオキサジクロメホンと住化原体のイマゾスルフロンを母剤としたサラブレッド剤を中心に普及・販売を行い、低コストといった特長が高く評価され、現在も5万haで使用されている。

 2006年には同社として初の3成分・3製剤をもつキチット剤を上市、従来成分に抵抗性雑草対策成分ベンゾビシクロンを配合した一発処理除草剤で、特別栽培米地帯を中心に約9万haの水田で活用されている。メリットは低コストで抵抗性雑草対策ができること。
 07年12月には待望の自社開発原体ピラクロニルが登録、08年を現地試験の年と位置づけ、09年に上市した。近年、従来の抵抗性雑草に加え、抵抗性オモダカが難防除雑草として北日本を中心に問題となってきている。オモダカも含めた難防除雑草にピラクロニル含有のバッチリ剤などが高い評価を受けている。バッチリ剤は本年、10万ha以上の水田で使用される見込み。粒剤、フロアブル、ジャンボと3製剤をもち、田植同時処理も可能な使い勝手の良い除草剤に仕上げた。
 同社では、「低コスト農業に貢献」(サラブレッド剤)、「低コストの抵抗性対応剤」(キチット剤)、「難防除雑草・田植同時処理等課題解決型」(バッチリ剤)の一発処理剤の3本柱で市場拡大をはかっていくという。

問題解決型除草剤を続々とラインアップ

(写真)
上:低コストに貢献するサラブレッド
下:田植同時処理のバッチリ

(2010.05.07)