アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【農研機構】
19機種202型式が安全鑑定適合 100馬力以下のトラクター増える  農研機構

 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)生物系特定産業技術研究支援センターは6月30日、昨年度1年間の農機安全鑑定結果を発表した。

 安全鑑定適合型式数は、19機種202型式で昨年に比べて10型式多かった。
 機種別では乗用型農用トラクターが96型式と最多で、次いで穀物用循環型乾燥機が24型式、自脱型コンバインが15型式など。
 乗用型農用トラクターでは、20年度に5割以上あった100馬力(73.6kw)以上の型式が1割ほどに減り、小型機種が増えた。また、座席が左右に動き楽な作業姿勢をとれる工夫や、液晶パネルの大型化、操作レバーやボタンの配置などで操作性向上を図ったものなどが多かった。
 自脱型コンバインでは、初めて7条刈の大型機が適合を受けた。
 乾燥機では、設置面積を縮小させたり同一寸法での張込量を増やすなどして、設置面積あたりの処理量を増やした機種が多かった。
 4型式が適合をうけた田植機はすべて乗用型で、植付機構が回転式だった。

(2010.07.01)