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【北興化学工業】
売上下方修正も、利益面は回復基調  北興化学工業

通期の売上見通しは437億円を予想

 北興化学工業は7月15日、「平成22年11月期第2四半期業績(連結)」を明らかにした。12日には売上の下方修正を発表しているが、利益面では回復基調が鮮明となった。園芸用殺虫剤など、新規剤が貢献。

第2四半期における売上高の推移 前年同期の売上は、208億円だった。今期の売上は260億円を予想していたが、242億円に止まった(グラフ参照)。
 いっぽう、利益面では営業利益12億4000万円(770%)、経常利益10億8000万円、四半期純利益5億9000万円と回復基調を鮮明にした。
 農薬製品の販売は、水稲用除草剤の「ロングキック」並びに「エーワン」各剤、園芸用殺虫剤「サムコルフロアブル10・プレバソンフロアブル5」、さらに、園芸用殺菌剤「アフェットフロアブル」など新規投入剤が顕著な動きを見せ、売上増に貢献した。
 農薬以外のファインケミカル製品の販売も、医農薬中間体、防汚剤などの受注が低迷しているものの、電子材料原料、樹脂添加剤などの需要が堅調であることから、続伸した。
 通期の業績は売上437億円、営業利益7億4000万円、経常利益6億円、当期純利益3億2000万円と、それぞれ予想している。

(2010.07.26)