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【タキイ種苗】
オリジナルローズの世界  タキイ種苗

「バラの母」、河本さんの想い

 タキイ種苗が発刊している園芸新知識「はなとやさい」11月号では、「オリジナルローズの世界」を特集した。登場するのは、「バラの母」として親しまれている河本純子さん(河本バラ園・岐阜県大野町)。

ブルーヘブン 「自分の気に入ったバラに香りをつけてみたい。独自のバラを作りたい。ふとそう思った小さなことが、私の育種の原点になった」というバラの苗生産日本一の大野町を代表する生産者、育種家の河本さん。バラに深い愛情を注いで50年になる。「バラが好きだから、これまで続けられた」とも。
ローズコロナ 自信作となったのは「パープルレイン」と「ジュンブライド」の2品種。パープルは紫の半剣弁咲きで、何よりも香りがよく、ジュンは白をベースにした剣弁高芯咲きで、花弁の先が淡い紫ピンクになる。
 そんな河本さんの夢は、奇跡の青いバラへの挑戦だった。20年ほど試行錯誤を重ね、ついにたどり着いたのが「ブルーヘブン」(別名:セントレアスカイローズ、2002年)だ。何事も、「好き」と「根気」が大切。
「はなとやさい」11月号 河本さんは今も独自性を持ちながら、「誰も見たことのない」バラの育種に挑んでいる。
 〈問い合わせ先〉タキイ種苗(株) 広報出版部 電話(075)365-0123


 
(写真)ブルーヘブン(左)・ローズコロナ(右)

(2010.10.28)