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【デュポン】
銅水和剤コサイド改良新製剤を市場投入  デュポン

 デュポンは1月24日、無機銅水和剤「コサイド3000」を「コサイドボルドー」、「コサイドDF」の改良剤として市場投入した。製剤改良により流動性に優れ、粉立ちが少ないことから計量がしやすく薬剤調製時に扱いやすい製剤だ。

無機銅水和剤「コサイド3000」 本製品は、水中での分散性を一層向上させたことで、極めて細かい粒子の有効成分が作物表面に均一に付着し安定した効果が得られる。また、従来製品に比べて作物の汚れが少ないことから、生産者・消費者双方のメリットの枠を広げた。
 さらに、銅イオンにより糸状菌(カビ)由来の病害だけでなく、細菌性(バクテリア)病害にも卓越した効果を示すほか、従来剤に比べ、少ない銅含有量で十分な殺菌効果が得られる画期的な新技術が、土壌への銅の蓄積を最小限に抑え、環境にも優しい。
 対象作物は、カンキツ類、茶、ジャガイモ、トマト、アスパラガス、ホウレンソウ、その他の野菜類、ブドウなど幅広い。
 本製品はデュポンが製造し、国内の農薬販売会社を通じ、JAや小売店の流通チャネルで販売する。北海道への投入は24農薬年度から。
 「コサイド」はロングラン製品で、その使いやすさから根強いファンが多い。

銅水和剤コサイド改良新製剤を市場投入

(2011.01.31)