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【タキイ種苗】
「リーキ」など世界のユニークな野菜を紹介  タキイ種苗

何かで見たけど、食べたことのなかった野菜

 タキイ種苗の園芸新知識「はなとやさい」4月号では、世界のユニークな野菜たちを紹介した。
 生き物文化誌学会会長の湯浅浩史さんが、広い世界のいろんな野菜たちの特徴を余すところなく解説している。

リーキ 和名でセイヨウネギという「リーキ」(写真・右)は、日本の白ネギに似ている。上部の葉は平たく二つ折りで、ニラネギとも呼ばれていた。食用にされるのは、下部の白い部分で、栽培時に土をかぶせて長く軟白させた。
 「アイスプラント」は、最も新しい野菜の一つで、佐賀大学の野瀬昭博教授が野菜に利用することを思いついた。南アフリカに出向いたとき、耐塩性植物として目を止めたという。
コールラビ 「コールラビ」(写真・左)のコールはキャベツ、ラビはスウェーデンカブの意味。和名ではカブカンランといわれているが、正確にはカブではなくキャベツと同種とされ、別名「球茎甘藍」ともいわれる。
 栽培されるマメの中で、最大級なのが「ナタマメ」。長さ15〜30cm、時にはそれ以上に生長し、幅も3〜5cmになるという。このダイナミックなサイズから、刃物の「鉈」に見立てられて名づけられた。
「はなとやさい」4月号 その他には、イモがなくてもサツマイモ属の「エンサイ」、元禄時代から栽培されている「フダンナ」、莢に、翼に見立てられた綾状のひれが四方に出ている「シカクマメ」、若どりの「韓国カボチャ」、50cmにも長くなる「ウリ」、甘さは砂糖の200倍以上の「ステビア」などを紹介している。

(2011.04.01)