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【クミアイ化学工業】
小牛田工場、製品倉庫など順次復旧をめざす  クミアイ化学工業

 クミアイ化学工業の小牛田工場、製品倉庫(宮城県美里町)など4月に入り順次復旧のめどをつけ、一部生産ラインは3交代制による生産を行っている。

 小牛田工場では、主に水稲用粒剤、豆つぶ剤などを製造している。ライフラインがほぼ復旧し、3月末から一部の設備で生産を開始し、点検や修理を綿密に重ね、フル稼働への体制を整えている。
 これまでの被害状況を見ると、当面必要な種子消毒剤「テクリードC」については、計画生産による早めの生産であったことから、生産者にほぼ支障はなかった。
 また、東北支店、クミカ物流東北支店、郡山物流センターの事務所・倉庫建物にも大きな損傷はなく、営業活動も、放射能の影響がある福島県の沿岸部を除き、通常の活動を再開している。
 同社の石原英助社長は、「被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げ、被災地が一日も早く復興されることを祈ります。食糧生産に貢献する農薬の供給責任を大切にしたい」とお見舞いの言葉を述べた。

(2011.04.08)