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【日本農薬】
作付け制限の影響じわり 農薬需要の減少を懸念  日本農薬

 日本農薬は5月13日、「平成23年9月期 第2四半期決算短信(連結)」を発表した。大津波による被災地水田の冠水被害や原発事故による作付け制限などの影響を受けて、今後の農薬需要減少の懸念を示した。

 グループの売上高は、前年同期比19億5900万円(8.1%)減の223億3700万円だった。前期に発生した一過性の海外向け原体販売の終了、設備等の被災による損害は微減だったが、震災に起因する物流の遅延の影響があった。
 利益面では、販売費や一般管理費の削減、ノウハウ技術料収入の増加などが売上高減少による減益をカバーできず、営業利益は26億8100万円、経常利益は25億9200万円だった。
 四半期純利益は、投資有価証券評価損の特別損失が前年同期比で減少したことから、前年同期比3500万円増の15億8400万円だった。

(2011.05.16)