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【日本曹達】
国内で「ベフラン」、輸出で「モスピラン」が伸びる  日本曹達が決算短信

 日本曹達は5月13日に平成23年度3月期の決算短信(日本基準、連結)を発表した。売上高は前年度比7%減の1232億3800万円、営業利益は同11%減の47億3600万円で、減収減益となった。

 農薬関連では、国内で殺菌剤「ベフラン」が伸びたが、同「パンチョ」、殺虫剤「モスピラン」が減った。輸出向けでは「モスピラン」、殺虫剤「ロムダン」が伸びたが、除草剤「ホーネスト」「クレトジム」が減った。売り上げは同8.6%減の345億7500万円。
 化学品事業では、石油化学製品のアジア向け輸出が堅調だった一方で、前年度末に飼料添加物メチオニンの販売を終了したことや、原油価格高騰、為替相場の円高などにより、化学品事業が同23.7%減の313億5600万円と落ち込んだ。
 事業別で伸びたのは、プラント建設工事が順調だった建設事業で、同53.7%増の120億8600万円だった。
 次年度の業績を、売上高1250億円、経常利益82億円、純利益63億円と予想している。


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