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【タキイ種苗】
じっくり育て、深く味わう「京野菜」  タキイ種苗

 タキイ種苗の家庭園芸情報誌「はなとやさい」7月号はヒマワリの花束の印象的な表紙で、シーズン本番となる野菜を特集している。取り上げたのは"伝統が育んだ都の野菜「京野菜」を育てる、味わう"。知っているようで知らない「京野菜」の魅力を、身近に感じられる。

 タキイ種苗の家庭園芸情報誌「はなとやさい」7月号はヒマワリの花束の印象的な表紙で、シーズン本番となる野菜を特集している。取り上げたのは“伝統が育んだ都の野菜「京野菜」を育てる、味わう”。知っているようで知らない「京野菜」の魅力を、身近に感じられる。 「京野菜」を分かりやすく解説しているのは、京都府農林水産技術センター園芸部所属の末留昇(すえとめ・のぼる)さん。ミズナや万願寺トウガラシ、及び堀川ゴボウの栽培を研究している。
 平安京の創設(794年)とともに始まった、「京野菜」の歴史。そのブランド化は「京都は内陸性の盆地気候で、比較的穏やか。夏の昼間は暑いが、夕方には山から風が吹き込み、暑さを和らげてくれる」ためだと分析している。また、腐植質に富んだ日持ちの良い土質も要因の一つに挙げている。
 現在の「京の伝統野菜」は41品種ある。特集では九条ネギ、ミズナ、ミブナ、聖護院ダイコン、聖護院カブ、金時ニンジンの育て方、味わい方を優しく紹介した。
 宮廷での「有識料理」、禅僧の「精進料理」、茶道の「懐石料理」に加え、庶民の日常の料理「おばんざい」と、京の食文化は幅広い。

(2011.06.22)