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【JA全農ミートフーズ】
茨城工場が稼働開始 加熱商品の拡大ねらう  JA全農ミートフーズ

 JA全農ミートフーズは10月1日に茨城県小美玉市の食肉加工場の事業譲渡を受け、新たに加熱加工品の生産をスタートした。

 同工場は、伊藤忠商事の子会社で生鮮品の卸や加工品の製造・販売を行っていた伊藤忠フレッシュが所持していた。9月30日付で同社が同じく伊藤忠商事の子会社で総合卸を営む日本アクセスに吸収合併されたことをうけ、JA全農ミートフーズが茨城工場の経営を譲り受けたかたちだ。
 新工場の製造能力はミートボール、蒸し鶏、ローストレッグ、フライなどを作る加熱ラインが1日あたり6.4t、ハンバーグ、パン粉付けとんかつ、マリネなどの非加熱ラインが1日あたり6.5t。
 JA全農ミート―フーズの加工場は主にハム・ソーセージを作る神奈川工場を相模原市に持っているが、ここでは加熱商品をつくるラインはない。今後、同社の加工品製造は、ハム・ソーセージを主とする神奈川工場と、加熱商品を主とする茨城工場の両工場が基幹工場となる。
 新たな茨城工場は、現時点では従来伊藤忠フレッシュが製造していた商品を引き続きつくっているが、将来的にはJA全農ミートフーズ独自の商品開発も行う予定。

【新工場概要】
名称:JA全農ミートフーズ(株)東日本営業本部 茨城工場
所在地:茨城県小美玉市西郷地43?2
敷地面積:3400坪
工場棟面積:約1000坪

(2011.10.06)