第３四半期決算では、売上高が303億7400万円で前年同期比4.8％減、営業利益が１億9400万円で同83.8％減、経常損失が9600万円、四半期純損失が３億3500万円だった。
　セグメント別では農薬事業で水稲用一発処理除草剤のエーワン剤、園芸用殺菌剤のリベロフロアブルが伸びたものの水稲育苗箱剤や園芸新剤の競争激化を受けて売上高220億1300万円と減収だった。ファインケミカル事業も東日本大震災以降の需要低迷の影響を受け、売上高82億4700万円と減収だった。
　23年11月期の通期連結業績予想は、東日本大震災後の景気低迷、長引く円高、ファインケミカル事業の需要低迷などを受けて下方修正された。
　同社は９月に有価証券評価損が出たことで当期純利益と１株当たり当期純利益を下方修正したが、今回その予想をさらに修正し、また売上高、営業利益、経常利益もそれぞれ下方修正した。
　売上高は前回発表より８億9000万円・2.1％減の422億8000万円、営業利益は同２億7000万円・31.4％減の８億6000万円、経常利益は同５億2000万円・76.5％減の６億8000万円だった。当期純損失は２億円となり、当期純利益１億4000万円としていた前回発表に比べて３億4000万円減となり、１株当たり当期純損失は7.25円となった。

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