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【コープケミカル】
肥料価格値上げなどにより増収  コープケミカル 第2四半期

 コープケミカルは11月11日、平成24年度3月期第2四半期決算を発表した。6月からの肥料価格の値上げ等により増収となった。

 売上高は103億9700万円で前年同期比3.7%増、営業利益は2億800万円(前年同期は損失4億3400万円)、経常利益は1億4300万円(同損失5億1100万円)だったが、今年4月に「石灰窒素水和造粒品」に非有効成分のメラミンが含まれていた問題で製品の回収等を行ったことによる特別損失を計上したため、四半期純損益は1億3400万円の純損失となった。
 主力の肥料事業では、未利用資源を一部使った「エコ化成」の上市や、有機肥料の「基肥一発肥料」、「コープペースト」、「畑のカルシウム」、農薬入り肥料の「コープガードD一発」、「側条用コープショート一発20」などの拡販をすすめたほか、震災の影響による出荷遅れの回復や、肥料価格の値上げもあり、売上高は74億2600万円で前年同期比2.2%増、営業利益は4億9100万円(前年同期は1億4900万円の損失)と好調だった。
 また、あわせて通期決算予想の修正も発表した。売上高は前回予想から15億円下げたが、6月に続き11月も肥料価格の値上げが発表されているため、利益面では営業利益7億5000万円、経常利益6億円と、それぞれ1億円上方修正した。

 

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