アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【農薬工業会】
数量、金額ともに前年比下回る 1月末農薬出荷実績

 農薬工業会は平成24農薬年度年1月末出荷実績(暫定)を発表した。
 1月末までの累計は、数量が前年同期比4100t,kl(8.1%)減の46万8000 t,kl、金額が同8.8億円(1.1%)減の792億3000万円と、数量、金額ともに前年同期比を下回った。

 使用分野別では、水稲用が数量1万2644 t,klで同405 t,kl(3.1%)減、金額が234億5500万円で同8億3400万円(3.4%)減、野菜・畑作用が数量2万1194 t,klで同4480 t,kl(17.4%)減と大きく減った。金額は324億7300万円で同7億4800万円(2.3%)減とやや減に落ち込んだ。一方、果樹用は数量7715 t,klで同257 t,kl(3.4%)増、金額137億3500万円で同5億4400万円(4.1%)増と伸びた。
 種類別では、除草剤が数量、金額ともに前年同期比で微増だったが、殺菌剤と殺虫殺菌剤はともに数量、金額とも大きく落ち込んだ。殺虫剤と植物調整剤はともに数量で減ったものの金額は増えた。
 除草剤は数量が1万3820 t,klで同0.3%増、金額が277億9200万円で同1.5%増だった。殺菌剤は数量が9094 t,klで同2668 t,kl(22.7%)減、金額が186億4800万円で同11億9700万円(6%)減、殺虫殺菌剤は数量が2880 t,klで同1410 t,kl(12.5%)減、金額が56億4000万円で同10億3600万円(15.5%)減だった。殺虫剤は、数量が1万9902 t,klで同1227 t,kl(5.8%)減、金額が250億5900万円で同6億1800万円(2.5%)増、植物調整剤は数量が313 t,klで同23(6.8%)減、金額が14億7900万円で同2億6100万円(21.4%)増だった。
 殺鼠剤、補助剤、生物農薬などは数量、金額ともに前年同期比を上回った。

agur1203270301.gif


(関連記事)
登録制度への対応、情報公開に注力  農薬工業会が賀詞交歓会 (2012.01.06)

数量、金額ともに前年比上回る 平成23農薬年度の出荷実績 (2011.11.28)

事業計画・方針を大幅見直し  安全協が全国集会 (2011.11.17)

【水稲育苗箱処理剤】 多彩なラインアップからニーズに合った剤を選択(2012.03.16)

(2012.03.27)