JA広報誌便り

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【「ほくほく通信」 3月号 (広島県)】
「わしらが支える地産地消」を強調 JA広島北部

 「今、産直が熱い!」として農産物直売所を特集。「わしらが支える地産地消」を旗...

JA広島北部(広島県)・09年3月号

 「今、産直が熱い!」として農産物直売所を特集。「わしらが支える地産地消」を旗印に「管内の豊かな農産物と風土を売り込む…産直事業をさらに拡大」するとの方針を示した。4月にオープンする店舗もある。
 管内にはJA店舗だけでなく、JA全農ひろしま直営の「とれたて元気市」という販売所もあり「市場集荷のように品目・規格・数量の制限はない」として生産者に出荷を呼びかけている。
 またスーパーのインショップも増え、14店舗に毎日出荷している産直部会もあり、スーパーの野菜担当者の提案も紹介。
 さらに「産直向け作型」や「販売高概算」も示して出荷を促している。
                  ◇
 和牛農家の上川正義さん一家をルポした記事も目を引く。和牛3頭から繁殖を始め現在は15頭に増やした。息子の真司さん(19)は牛を遊び相手に育ち、9歳の時には「僕の牛がほしい」と1頭を譲り受けて大切に育てたという絶好の後継者。
 高校卒業後は「家を継がんといけん」ではなく「好きだから」と繁殖を学ぶため農業技術大学校に進んだ。卒業すれば経営を譲るつもりです、と父正義さんは語る。後継者難の中で明るい話題だ。
 当面の目標は年間2頭ずつを増やし、真司さんが30歳になるまでに30頭にしたいとのことだ。

(2009.03.30)