JA広報誌便り

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【「ほっぷすてっぷJAんぷ」 12月号 (岩手県)】
もち米育ちのブランド牛  JAいわて中央

 特集はブランド牛の岩手しわ「もちもち牛」。特産品のもち米を飼料に、もち米生産から牛の肥育に至るまで、すべての工程を地域内で行っている。

「ほっぷすてっぷJAんぷ」 12月号 (岩手県) もちもち牛は出荷10カ月前に1頭につき500gほどの粉砕したもち米を飼料に混ぜて与えている。もち米を食べて育った牛は脂の融点が下がることで旨みが増し「あまい牛肉」といわれるほど。実際に一般の牛に比べ旨みの値が高いことも証明されている。
 生産しているのは「岩手しわ牛研究会」の農家9戸24人。かつて紫波町のブランド牛「しわ牛」が、他地域のブランドにおされ衰退してしまったことから、付加価値を高めたブランド牛を新たにつくりたいと同研究会が考案した。
 現在、年間の集荷頭数は約140頭。飼料から繁殖、肥育まで一貫した循環農業のため、牛の成育履歴の管理も実現できている。

(2011.12.22)