JA広報誌便り

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【「なすの」 2月号 (栃木県)】
馬との関係考える契機に JAなすの

 都市化や土地改良、ほ場整備、道路建設などで、目につきにくくなったが、農村の道端などに、ひっそりたたずむ地蔵や馬頭観音、草木塔などを目にすることがある。JAなすの広報誌「なすの」の「那須野こぼれ話」は、これを拾って紹介する連載企画だ。今回は「那須野が原と馬」(その5)。馬と信仰の話で固めた。

「なすの」 2月号 (栃木県) 最初に源平の屋島合戦で那須野与一が乗った名馬「鵜黒」の霊を祀ったという馬頭観音が登場する。ついで「ゾウセンサマ」。「蒼前様」と書き、馬の運命を決める神様とのこと。
 江戸時代に馬の病気が流行し、多くの馬が死んだので、矢板市の生駒神社に祈願したところ病気が収まったので、勧請して祀ったもの。神社にはやはり源平合戦で知られる熊谷直実の武者絵が奉納されている。古くからの馬の産地で、人と馬の関係を考えさせる企画である。

(2014.03.11)