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【農山漁村文化協会会長】
濱口 義曠 氏

 6月5日、東京・日本出版クラブ会館で行われたシンポジウム「中国農業の現在を知る、学ぶ」で、主催者を代表してあいさつ。「日本の農業は多面的困難に直面している。中国の伝統農法や稲作、有機農業の現状を聞けるのはまことに嬉しい」と日中の農業交流がさらに発展することを祈念した。

 1972年の日中国交正常化の時、北京に赴任していたという濱口会長。「当時の中国農業は、日本の農政との比較の上でも展望を感じた。中国の伝統農法や改革開放以来数多く出されてきた第一文献にも少なからぬ影響をうけた」と述べた。
 農文協の日中農業交流については、「86年の第1回北京国際図書博覧会への参加、91年の中日農業科技交流文献陳列室への農文協図書やスライド、ビデオなどの寄贈、2000年から始まった河北省鹿泉市の農業・農村計画作成、などをはじめ多くの成果をあげてきた」と紹介した。
 農文協は今後も、農家同士だけでなくJAや資材メーカーも巻き込んだ日中農業交流活動をめざしている。

農文協創立70周年・亜農交創立50周年記念シンポジウム

(2010.06.09)