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【ブルキナファソ GCP/BKF/051/JPNプロジェクトナショナルコーディネーター】
Sibirou Moukian 氏

 日本政府は2008年から、ブルキナファソでネリカ米種子の供給体制整備などでコメの自給率を高めるためのFAOの総合的イネ生産システム導入を支援している。6月4日に来日し、プロジェクトの成果と今後の展望について語った。

 プロジェクトは2009年2月から11年2月までの2年間の予定で、ネリカ米の高品質種子の流通とコメの生産・加工などのシステム確立、水利施設、などを整備し農業者が自立して稲作を営めるようにするのが目的だ。
 初年度は洪水や病害虫被害などに見舞われたにもかかわらず収量が大幅に増え、生産者は平均で約3割の増収を達成した。「種子を(ネリカ品種に)変えるだけで、4割の収量増が可能だ」と述べ、「今後も国内のコメ消費量は増大するだろう。コメの自給達成をめざし、さらなる灌漑水田の利活用と新たな開田に期待したい」と今後の展望を語った。

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(2010.06.11)