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【JAえひめ南常務理事】
清家 治 氏

 清家氏は8月のあぐりスクール全国サミットinJAえひめ南で、20日はサミット宣言を読み上げ、21日は子どもたちの農業体験学習の現場になった「遊子水荷浦(ゆすみずがうら」であいさつした。

 遊子水荷浦は平成19年に日本で3番目の重要文化的景観に指定された段畑だ。地元NPO法人がその歴史を伝え、守る活動を続けている。
 清家氏はこの石段について、「これは先人が血と汗と涙を流して築いてきた、農の遺産だ。一つひとつの石が、雨にも風にも干ばつにも地震にも負けず保たれているのは1つの石が4つの石を支えあっているから。ひとつでも接点を失えば崩れてしまう」と紹介。さらに将来の農業を支えるためには、「フレッシュミズ、女性部、組合員、農協、家の光協会、行政などが支えあわないといけない。みんなで支えあって日本の農業を立て直そう」と参加者に呼びかけた。

(シリーズ 地域の絆と命とくらしを守るため 新たな協同のあり方を探る 第1回 食農教育で地域社会を創る

(2010.09.29)