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【元JAみっかび営農部長】
清水 理 氏

 農業協同組合研究会が9月25日、JA新ふくしま(福島県)で「果実販売戦略のこれから―農家手取りの最大化を目指して」をテーマに開いた現地研究会のシンポジウムで講師として参加。異業種との交流などから新たなビジネス展開の発想を得るなど、JA職員の意識改革の必要性を強調した。

 農産物を1円でも高く売り生産資材は1円でも安いものを使うというのが組合員の願望だ。それをJAが実現できないとなれば自ら販売し自ら安い生産資材を調達せざるを得ない。今はまさにJAの正念場だ。
 下級品、規格外品の商品化、付加価値化にも力を入れたい。三ヶ日では食肉卸業者の発想から肉を柔らかくするために原料ミカンのペースト化利用を実現した。既成概念を捨て異業種との協同でビジネスチャンスをつかむ。
 JAは安全策ばかりでなく失敗を経験し新しいことにチャレンジすべきだ。そのために組合員とのパイプをとことん太くする体制整備に向けてアクションを起こすことが大事だと思う。
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(2010.10.08)