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【JAおきなわ代表理事理事長】
砂川 博紀 氏

 平成14年に県内28農協が合併して県単一農協として誕生したJAおきなわ。砂川理事長は合併からの数年間を「言うも涙、聞くも涙」というが、それからさまざまな苦難を乗り越え、新たな沖縄農業の地平を切り拓くとともに、人びとのライフラインとして農協が果たした重要な役割について語った。

 全国支援などを受けて不良債権を一掃できたこと、組合員・利用者の信頼感・安心感が向上したことが合併のメリットだという。
 さらに地域や資金力にとらわれない新規投資や既存施設の修繕など、効果的な設備投資ができるようになり、ファーマーズマーケットがその良い例となっている。
 今後は基幹であるサトウキビと牛をベースにして、どう園芸作物を増やしていくのかと考えている。JA大会では農業産出額1000億円をめざすことを決議し、今年度から取組んでいる「第4次中期経営計画」では沖縄特産の農畜産物の新技術開発による生産・加工・販売戦略の方向を決め、外食や加工さらに量販店などとのネットワークを形成していくことにしている。

( 【拡大版】JAは地域の生命線―<JAおきなわ編>「合併の苦難乗り越えて地域農業を牽引」 )

(2010.11.08)