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【JA鹿児島県中央会元総合対策部長、JA鹿児島県信連元常務理事】
八幡 正則 氏

 「怠れば、廃る」。二宮尊徳の言葉を書き記した『二宮翁夜話』の一文からとったというこの言葉をテーマにした著作を、24年1月に出版。10月には無料のメール塾を開講した。

 八幡氏は昭和5年、鹿児島県南九州市(旧勝目村)に生まれる。鹿児島県農林水産学校卒業後、県の指導農協連に入組。県経済連、県中央会などを経て、59年から県信連常務を二期務めた。退職後も大学講師や県政100人委員などを務め、平成15年には第25回農協人文化賞を受賞。
 「生涯農協運動者・功業不知唯尽知」を信条として、二宮尊徳の研究家・伝道家として精力的に活動を続けている。
 「二宮翁の教えは、一見やさしいようだが、なかなか奥が深い。私なりに翁の教えを読み解き、少しでも多くの人に広めたい」との思いから、10月1日には「念願の」私塾を開講した。
 私塾の名称は「怠れば廃る塾」。月2回、1日と15日に無料でメール配信される塾報を教材とするユニークな私塾だ。二宮尊徳に興味のある人なら、誰でも塾徒になれる。
 すでに塾報は5号まで出ており、「天道と人道」、「まことの大道」など『二宮翁夜話』をもとに、尊徳の教えを分かりやすく解説している。
 「怠れば廃る塾」への入塾は、Eメールで。


(関連記事 農協運動は「怠れば廃る」と心得よ  八幡正則氏が懇話会で講演

(2012.12.12)