「“国益を守れないＴＰＰ交渉”とあるが、国益を守れるＴＰＰなど存在しない。共同声明は、どこからどう読んでも前提はあくまで聖域なき関税撤廃だ」として、安倍首相の「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが文書で確認された」とする発言を非難すると、会場から拍手が沸き起こった。
　さらに、昨年末の選挙結果について、「多くの国民が、自民党ならＴＰＰ参加を阻止してくれると思って投票した。この期待を裏切らないでほしい」と注文をつけ、「安倍首相は保守を自任」しているが、自然風土や社会風土といった日本らしさを「統一ルールによって変えてしまうＴＰＰ」に参加するのは矛盾していると指摘。「国益を守ることができないから」ＴＰＰ断固反対を最後まで貫くと宣言した。

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