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【丸山製作所】
内製生産の軽量チェンソー「MCV3100T」を発売  丸山製作所

 (株)丸山製作所は、このたび念願の丸山内製チェーンソーを販売する運びとなり、9月24日、東京都千代田区の丸山本社で記者会見を開催した。

内製生産の軽量チェンソー「MCV3100T」 丸山製作所は平成3年に、2サイクルエンジンの設計開発・製造を担うグループ会社として、マルテックス社を設立した(同社は平成20年10月にグループ企業の日本クライス社と合併)。現在は日本クライス社として、刈払機・ヘッジトリマーや背負動噴用の搭載エンジンを開発製造している。
 丸山内製のチェーンソーの開発は、マルテックス社設立当初からの、20年間に亘る念願であったが、それが実現し、販売を開始したということだ。
 内山治男社長は、会見の席上「2サイクルエンジンメーカーとして、世界で一番若く、まだまだ勉強の余地はあるが、<防除機と2サイクルエンジンの丸山>と言ってもらえるよう努力していく」と挨拶した。
 チェンソー「MCV3100T」開発のコンセプトは、同社既存製品のメインユーザーである農家をターゲットにしたもので、切削能力・ハンドル形状・エンジン始動性・サービスメンテなど、総合的にバランスの良いチェンソーを目指した。
内製チェーンソーを紹介する内山社長 このチェンソーには次のような特長がある。
 e-JUSTシステム:同社独自のチェーン張りシステムで、作業中に適時行う必要のあるチェーン張りのわずらわしさを最小限にする機構(特許申請中)だ。ソーチェンの取替えも簡単にできる。
 防振機構:作業者の疲労軽減、振動障害を考慮し、ハイブリッド防振を採用。エンジン部とハンドル部を分離させ、作業者にエンジン振動が伝わりにくい、フローティングハンドルという構造にした。
 始動性:マジカルスタートを採用し、引き力を軽減させた。またリコイル内に設置したバネの蓄力を利用し、始動性を向上させた。点火コイルにCDI(自動進角機能付電子制御コイル)と軽量で発電力の強いネオジウムマグネトを採用、短いストロークでもエンジンを始動できる。
 チェーンブレーキ:安全性を考慮し、欧州安全基準に準じた慣性式チェーンブレーキを採用。ブレーキ作動後、約0.1秒以内にソーチェンが確実に停止する。
 ハンドル:作業性に優れた傾斜フロントハンドルを採用。
 強制排塵システム:エアフィルターの目詰まりを軽減するために、キャブレターの吸気に遠心力を利用し、木屑やゴミなどを強制的に排出する排塵システムを採用、など。
 価格は『MCV3100T(10)』で6万9300円(税込)。9月15日より販売を開始したが、2011年3月31日までの「6点セット」プレゼントキャンペーン実施中に購入すると、チェンソーバックや混合計量タンク、燃料・チェンオイル携行バック、オリジナル帽子、目立てガイドプレート、ヤスリホルダーなどがプレゼントされる。
 同社では、初年度(10月1日〜9月末)7000台以上の販売を目指している。

(写真)
内製チェーンソーを紹介する内山社長

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