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【サカタのタネ】
早生極小輪トルコギキョウ「フルフル」 11月1日に濃色系2品種発売  サカタのタネ

 サカタのタネは世界初となる早生極小輪のバラ咲きトルコギキョウ「フルフル」シリーズを開発した。11月1日には2品種を、全国の種苗店、JAなどを通じて生産者向けに販売開始する。

(左から)鮮やかな紫色の「バイオレット」と深いローズピンクの「ローズ」。  「フルフル」シリーズは、世界的にも珍しい花径約4cmの極小輪品種のトルコギキョウだ。
 トルコギキョウで最も流通量が多いのは6〜10cm程度の中大輪品種であり、小輪品種は花形の完成度が低く、視る角度によっては八重咲きに見えないという難点があった。
 同社が15年以上の歳月をかけて育種した「フルフル」シリーズはそうした難点を克服し、花の中心に向かって花弁がせり出しているので、どの角度から見ても美しく立体感のあるバラ咲きになる。また、早生品種でありながら草丈がとりやすい、花弁が厚く輸送性に優れている、といった特徴もある。
 「フルフル」シリーズの美しさは世界的にも評価されており、今年オランダで開催された10年に1度の世界最大の花きの展覧会「フロリアード2012」では、「フルフル ホワイト」が夏のコンテスト最優秀賞を受賞した。
 このたび発売するのは、鮮やかな紫色の「バイオレット」と、深みのあるローズピンクが特徴な「ローズ」の濃色系2品種で、鮮明な色合いから、メリハリのあるアレンジメントに最適だ。来秋には「ホワイト」の発売を予定している。
 発芽適温は21〜23℃、生育適温は15〜30℃で、種まきから定植の適期は寒冷地では9月下旬〜3月上旬、温暖地では7月下旬〜11月下旬となる。
「フルフル」シリーズのロゴマーク 希望小売価格は、ペレットシード1000粒が4200円、プラントップ苗406穴セルトレー(350本保証)が8453円(ともに税込)。
 同社は「フルフル」シリーズを同社創立100周年記念品種として位置づけており、初年度1000万円、3年後には年間3000万円の売り上げを目標にしている。

(写真)
上:(左から)鮮やかな紫色の「バイオレット」と深いローズピンクの「ローズ」。
下:「フルフル」シリーズのロゴマーク

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