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【住友化学、協友アグリ】
「スタウトダントツ」シリーズに対紋枯病を追加 水稲用箱処理剤「箱いり娘」

 住友化学は今春、水稲用育苗箱殺虫殺菌剤「箱いり娘」粒剤を上市した。いもち病、紋枯病、チョウ目害虫に高い効果があるとして、九州、四国など西南暖地を中心に高い評価を得ている。系統での販売は、協友アグリが試験的に販売していたが、25年産米シーズンから本格的に販売を開始する。

shin1211081901.jpg 「箱いり娘」は、いもち病や水稲の主要害虫に高い効果があると人気の、育苗箱用殺虫殺菌剤「スタウトダントツ」(有効成分イソチアニル、クロチアニジン)に、チョウ目害虫防除剤「ディアナ」(スピネトラム)、紋枯剤「リンバー」(フラメトピル)を加えることで、より幅広い病害虫にスペクトラムを持つようにした水稲用箱処理剤だ。
 具体的には、いもち病、紋枯病、白葉枯病に高い効果を示すほか、ツマグロヨコバイ、イネミズゾウムシ、イネドロオイムなど初期の害虫をしっかり防除しつつ、安定した残効を持ち、フタオビコヤガ、コブノメイガなどチョウ目害虫や後期のウンカ類まで防除できると、高い評価を得ている。
 試験販売でこうした評価を得た協友アグリは、25年産米から本剤の販売に力を入れていくことにした。協友アグリでは「これまでスタウトダントツを使っていた地域で、より幅広い総合防除が必要な地域にお勧めしたい」としている。

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