農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

食の安全と農業の未来

食の安全と農業の未来
食糧をこれ以上海外に依存していいのか −日本肥料アンモニア協会

食糧問題を分かりやすく語りかける 松永和紀さん  > ダニエル・カールさんは 「食べ物を大切に」 を強調 日本肥料アンモニア協会(田中稔一会長、本部:東京都中央区)はさきごろ、東京都中央区のマツダホールで肥料シンポジウム2008『考えよう 農業の未来と肥料の役割 食の安全・安心のために』を開催した。消費者を中心に、約300名が参加した。 1部の基調講演では、サイエンスライターの松永和紀さんが『食の安全と農業の未来〜肥料のウソとホントを知ろう』をテーマに熱弁をふるった。 松永さんは、養分循環系を保ちつつもっと多くの食料を増産したい。食料を脅かすバイオエ...

食糧問題を分かりやすく語りかける松永和紀さん 

食糧問題を分かりやすく語りかける
松永和紀さん  >
ダニエル・カールさんは「食べ物を大切に」を強調
ダニエル・カールさんは
「食べ物を大切に」
を強調

日本肥料アンモニア協会(田中稔一会長、本部:東京都中央区)はさきごろ、東京都中央区のマツダホールで肥料シンポジウム2008『考えよう 農業の未来と肥料の役割 食の安全・安心のために』を開催した。消費者を中心に、約300名が参加した。
1部の基調講演では、サイエンスライターの松永和紀さんが『食の安全と農業の未来〜肥料のウソとホントを知ろう』をテーマに熱弁をふるった。
松永さんは、養分循環系を保ちつつもっと多くの食料を増産したい。食料を脅かすバイオエネルギーなど多岐にわたる問題にふれながら、自給率39%という食品輸入大国ニッポンの自給率を上げるためには、「食品の4分の1を捨てている自らの姿を見つめなおそう」と提案した。
一方、『日本の食糧は大丈夫か? いま農業と肥料の関係を考えよう』をテーマとした2部のパネルディスカッションでは、タレントのダニエル・カールさんを迎え、松永和紀さん、三枝正彦豊橋技術科学大学教授、和田正江主婦連合会参与らが出席、キャスターの荻島正己さんが全体の進行を担当した。
カールさんは、「食べ物を残して捨てるなんてもってのほか」と、松永さんの意見に拍手喝采。荻島さんは、「とにかく農業を元気にして、農作物を育てる土を元気にして、そして私たちの考え方を元気にすることが大切」とまとめた。

農産物生産に肥料の果たす役割は大きい(パネルディスカッションから
農産物生産に肥料の果たす役割は大きい
(パネルディスカッションから)

(2008.03.12)