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国内最大の鶏肉インテグレーター

「新生全農チキンフーズグループ」誕生
宮崎・鹿児島のくみあいチキンフーズを子会社化

記者会見する緒方社長、 平位修一全農畜産総合対策部長(右)、 川村雅彦全農チキンフーズ常務(左)  全農チキンフーズ(株)(緒方康久社長)は、全農と宮崎経済連、鹿児島経済連の協力により、宮崎くみあいチキンフーズ(株)と鹿児島くみあいチキンフーズ(株)を完全子会社化し「新生全農チキンフーズグループ」としてスタートすることを3月27日の記者会見で明らかにした。  これによって、同グループは既存の子会社である住田フーズ(株)と合わせて年間6500万羽を出荷する国内最大のブロイラーインテグレーターとなる。  グループ化の目的について緒方社長は、世界的な食料不足の顕在化の...

記者会見する緒方社長、平位修一全農畜産総合対策部長(右)、川村雅彦全農チキンフーズ常務(左)
記者会見する緒方社長、
平位修一全農畜産総合対策部長(右)、
川村雅彦全農チキンフーズ常務(左)

 全農チキンフーズ(株)(緒方康久社長)は、全農と宮崎経済連、鹿児島経済連の協力により、宮崎くみあいチキンフーズ(株)と鹿児島くみあいチキンフーズ(株)を完全子会社化し「新生全農チキンフーズグループ」としてスタートすることを3月27日の記者会見で明らかにした。
  これによって、同グループは既存の子会社である住田フーズ(株)と合わせて年間6500万羽を出荷する国内最大のブロイラーインテグレーターとなる。
  グループ化の目的について緒方社長は、世界的な食料不足の顕在化の懸念、食の安全をめぐる課題、飼料価格の高騰など厳しい環境のなか「生産から販売までを一貫して行うことで、コストの圧縮と顧客ニーズに応える品質管理体制の充実をはかること」で、「系統農協のブロイラー生産基盤を守り、国産鶏肉産業の発展に貢献」することにあると語った。
  事業の具体的な展開としては、宮崎くみあいチキンフーズ・鹿児島くみあいチキンフーズ・住田フーズがブロイラーの生産・処理加工部門を担当。全農チキンフーズは3子会社の製品を一括販売するとともにグループの事業と経営を統括する。グループ全体での資本金は27億7000万円、売上高は790億円、従業員約2200名となる。
  また、今後は宮崎および鹿児島くみあいチキンフーズを1つの産地として位置づけ、この両社の商品を統一ブランド「JAチキン」ととして販売していく。
  子会社化の時期は、宮崎が4月1日。鹿児島が5月1日となる。

(2008.03.28)