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環境・子育て支援への取り組みを強化

−JA全国女性協 (5/15)

JA全国女性組織協議会は5月15日に通常総会を開き20年度の活動計画などを決めた。 今年度は新3か年計画「JA女性 かわろう かえよう STEP2〜」の第2年度として、各JA女性組織がそれぞれのビジョンにそった活動をメンバーの主体的参加によって多様に展開できるよう、JA女性組織への活動支援と、地球温暖化防止などの環境問題、子育て支援を強化する。 そのほか重点活動項目として地産地消や食農教育などを通じた「農と暮らしを支える取り組み」、消費者との地域内交流や子育て支援など「食と地域を守る取り組み」、家庭内男女共同参画やJA経営への参画など「家族とJA関係の取り組み」に力を入れる。また、組織の育成...

通常総会

JA全国女性組織協議会は5月15日に通常総会を開き20年度の活動計画などを決めた。
今年度は新3か年計画「JA女性 かわろう かえよう STEP2〜」の第2年度として、各JA女性組織がそれぞれのビジョンにそった活動をメンバーの主体的参加によって多様に展開できるよう、JA女性組織への活動支援と、地球温暖化防止などの環境問題、子育て支援を強化する。
そのほか重点活動項目として地産地消や食農教育などを通じた「農と暮らしを支える取り組み」、消費者との地域内交流や子育て支援など「食と地域を守る取り組み」、家庭内男女共同参画やJA経営への参画など「家族とJA関係の取り組み」に力を入れる。また、組織の育成・活性化と加入促進も重点項目とした。
総会では福代俊子会長が「地域とJAグループにとって女性組織のパワーによる取り組みが期待されている」などと呼びかけた。なお、監事の補欠選任が行われJAならけん女性部の壺井和子部長(東海・北陸、近畿ブロック)を選任した。


◆正組合員加入の促進も課題

総会では女性正組合員の加入優良実績組織の取り組みも報告された。
JAならけん女性部では19年度に800人の正組合員加入を実現。女性部はJA運営への参画を目的に加入運動を展開している。JAも加入手続きを簡素化した。
今年2月末で女性正組合員割合が10.8%に。役員との意見交換会で女性総代枠を10%にすることが申し合わされ、総代数1000人中4人だった女性が20年度改選時に一挙に100人となる見込み。女性総代誕生を機に学習活動を定期化するという。
広島県のJA三次女性部では研修、会議の場で女性のJA参画の重要性を呼びかけ、各支店単位でJAと連携を図り組合員拡大運動をバックアップ。この1年で女性正組合員が673人増えた。女性部から理事が2名誕生。女性部との対話活動を行い役員への提言を行うなど、女性部とJAが直接につながるパイプができた。今年度は各支店単位で女性組織活性化検討委員会を設置して、正組合員加入促進運動を展開するという。
熊本県のJA熊本うきでは、昨年8月、組合長を本部長とする「女性正組合員加入促進対策本部」を設置。女性部・青壮年部役員、生産部会代表者などが構成員で、10支店それぞれに数値目標を掲げて戸別訪問活動を行った。19年度は422人の女性正組合員が増え、20年度も636名の加入を計画。21年度までに女性正組合員比率25%、女性総代10%、女性理事2名を目標にしている。

(2008.05.22)