農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

専門部会の新設や食農教育の支援強化に取り組む

−JA全青協新役員会見 (5/21)

竹村英久会長 小竹行哉副会長 JA全青協は5月21日に新役員の会見を行い、今年度の取り組みや各理事が抱負を述べた。 20年度活動計画の中で重視されているのは「食農教育の支援強化」、「テーマ別専門部会の新設」、「情報ネットワークの拡充」、「組織基盤の強化」の4点。 食農教育の支援強化は昨年度も重点的に取り組んだが、さらなる推進を目指して理事会を中心としたプロジェクトチームを立ち上げる。テーマ別の専門部会は県の委員長が全員参加できるようにしたもので、学習活動を重視した。土地利用、組織強化、都市農業、食の安全安心という4つのテーマで新設し、それぞれ理事が座長となる。情報ネットワークの拡充対策ではホ...

竹村英久会長
竹村英久会長
小竹行哉副会長
小竹行哉副会長

JA全青協は5月21日に新役員の会見を行い、今年度の取り組みや各理事が抱負を述べた。
20年度活動計画の中で重視されているのは「食農教育の支援強化」、「テーマ別専門部会の新設」、「情報ネットワークの拡充」、「組織基盤の強化」の4点。
食農教育の支援強化は昨年度も重点的に取り組んだが、さらなる推進を目指して理事会を中心としたプロジェクトチームを立ち上げる。テーマ別の専門部会は県の委員長が全員参加できるようにしたもので、学習活動を重視した。土地利用、組織強化、都市農業、食の安全安心という4つのテーマで新設し、それぞれ理事が座長となる。情報ネットワークの拡充対策ではホームページのコンクールを行う予定。組織基盤の強化はJA全中と共催で研修会を行い、全国のネットワーク作りをしてさらなる団結を図る。
20日の通常総会で新会長に選出されたのは、高知県農協青壮年連盟前委員長の竹村英久氏。畜産と水稲を手がけている。JA全中の宮田会長が「青年部がなければJAは成り立たない」とあいさつで述べたことをうけ「青年農業者がもっと増えるように努力してほしい」とJAに期待した。
その他の新理事会員も抱負を述べた。
▽副会長 小竹行哉(JA三重青年部前会長)水稲、小麦
「会長を盛り立てて行きたい」
▽東北・北海道ブロック 岩崎隆−食の安全安心部会座長(岩手県農協青年組織協議会会長)水稲、大豆、野菜
「米の産地からの声を強く届けたい」
▽関東・甲信越ブロック 山本毅−都市農業部会座長(神奈川県農協青壮年部協議会委員長)ハウストマト、ナシなど
「厳しい経営だが明るい方向に向いていけるようにしたい」
▽東海・北陸ブロック 森下和紀(JA富山県青壮年組織協議会会長)水稲、大豆、白ネギ、ジャンボスイカ
「出会いを胸に自己研鑽を積みたい」
▽近畿ブロック 林繁夫(大阪府農協青壮年組織協議会委員長)ナス、キュウリ、トマトなど
「若い人がどんどん入っていけるようにしたい」
▽中国・四国ブロック 村上和也−組織強化部会座長(愛媛県農協青壮年連盟委員長)水稲、路地野菜
「みんな笑顔で農業ができるようにしていきたい」
▽九州ブロック 宮原真一−土地利用部会座長(佐賀県農協青年部協議会委員長)米、麦、大豆
「盟友のため収入の底上げをしなければいけない」
また全青協は、5月末に決定される畜産酪農の追加対策に対して、畜産酪農経営の安定を訴えていく。28日に行われる畜産酪農危機突破全国集会終了後に街宣活動を行い、農水省や大臣を訪問する予定。「わが国から絶対に畜産酪農をなくしてはならない、なくさない」というメッセージの発信や、前例や慣例にとらわれない抜本的な政策検討をするように訴える。

(2008.05.23)