農政・農協ニュース

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水稲の縞葉枯病、果樹のハダニ類など多発生と予想

作物の生育状況に応じた的確な防除を −農水省

農水省はこのほど、『平成20年度病害虫発生予報第2号』を発表した。 水稲の縞葉枯病(本病は、ヒメトビウンカによって媒介される)、麦類の赤かび病およびうどんこ病、茶のクワシロカイガラムシ、果樹のハダニ類、野菜におけるいちごのハダニ類、トマトの灰色かび病などで多発生を予想している。作物の生育状況に応じた的確な防除がのぞまれ、さらに、抵抗性の獲得を回避するための、同一系統薬剤の連用使用を避けたい。 水稲の縞葉枯病は近畿の一部、果樹カメムシ類は近畿の一部および東海の一部、茶のクワシロカイガラムシは南九州の一部地域、トマトの灰色かび病は関東、南九州、いちごのハダニ類は関東で、それぞれ発生が「多い」と予想...

農水省はこのほど、『平成20年度病害虫発生予報第2号』を発表した。
水稲の縞葉枯病(本病は、ヒメトビウンカによって媒介される)、麦類の赤かび病およびうどんこ病、茶のクワシロカイガラムシ、果樹のハダニ類、野菜におけるいちごのハダニ類、トマトの灰色かび病などで多発生を予想している。作物の生育状況に応じた的確な防除がのぞまれ、さらに、抵抗性の獲得を回避するための、同一系統薬剤の連用使用を避けたい。
水稲の縞葉枯病は近畿の一部、果樹カメムシ類は近畿の一部および東海の一部、茶のクワシロカイガラムシは南九州の一部地域、トマトの灰色かび病は関東、南九州、いちごのハダニ類は関東で、それぞれ発生が「多い」と予想されている。
6月から「農薬危害防止運動」が始まる(別掲)。農薬の使用に当たっては、周辺環境に十分に配慮した散布や農薬ラベルを再確認した上での散布を徹底したい。

葉の病斑(左)・ヒメトビウンカ雌成虫(右)  果実の被害が最も大きい
葉の病斑(左)・ヒメトビウンカ雌成虫(右) 果実の被害が最も大きい
(写真提供:静岡県植物防疫協会)

(2008.05.29)