農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

食品残さの飼料化技術に農水大臣賞

−産学官連携表彰

第6回産学官連携功労者表彰で「食品残さを活用した発酵リキッドフィーディングの開発」をした3氏が農水大臣賞に決まった。受賞者は(独)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所機能性飼料研究チーム長・川島知之氏、日本大学生物資源科学部専任講師・佐伯真魚氏、(株)小田急ビルサービス小田急フードエコロジーセンター顧問・高橋巧一氏で、表彰式は6月14日。 畜産草地研究所を中心とした産学官連携で、食品産業が排出する様々な食品残さを分別し、また混合した後、選抜した特定の乳酸菌を用いて発酵調整することで液体状の飼料を製造する技術を確立した。 この技術によって飼料自給率の向上と飼料コスト低減による畜産経営の改...

第6回産学官連携功労者表彰で「食品残さを活用した発酵リキッドフィーディングの開発」をした3氏が農水大臣賞に決まった。受賞者は(独)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所機能性飼料研究チーム長・川島知之氏、日本大学生物資源科学部専任講師・佐伯真魚氏、(株)小田急ビルサービス小田急フードエコロジーセンター顧問・高橋巧一氏で、表彰式は6月14日。
畜産草地研究所を中心とした産学官連携で、食品産業が排出する様々な食品残さを分別し、また混合した後、選抜した特定の乳酸菌を用いて発酵調整することで液体状の飼料を製造する技術を確立した。
この技術によって飼料自給率の向上と飼料コスト低減による畜産経営の改善、また食品リサイクルの推進が期待されるという。
また二酸化炭素排出量の低減、抗菌性飼料添加物の使用を減らすことによる豚肉の地域ブランド化が図られるという期待もある。
この表彰は平成15年から毎年行われ、昨年までは総理大臣賞など7賞だったが、今年からは農水大臣賞など4賞が新設された。

(2008.06.09)