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北海道洞爺湖サミット記念 環境問題、自らの問題として捉え自ら地球に優しい生活の実践を

環境総合展2008

「みんな、つながってひとつの地球」。 6月19日〜21日の3日間、札幌ドームで『北海道洞爺湖サミット記念 環境総合展2008』(以下、「環境総合展」)が開催された。期間中の延べ入場者数は目標の6万人を大きく上回る約8万4000人にのぼり、環境問題を自ら体験し、現在を、そして未来を考える大きな引き金となったのではないか、との印象だ。 7月7日から、北海道洞爺湖地域においてサミットが開催されているが、同サミットは地球温暖化対策など環境問題への対応が重要なテーマの1つとなっており、子供たちの未来を確かなものとするためにも、世界が1つになった早急な対策が求められている。 サミットでは、日本がどこまで...

高橋はるみ北海道知事

「みんな、つながってひとつの地球」。
6月19日〜21日の3日間、札幌ドームで『北海道洞爺湖サミット記念 環境総合展2008』(以下、「環境総合展」)が開催された。期間中の延べ入場者数は目標の6万人を大きく上回る約8万4000人にのぼり、環境問題を自ら体験し、現在を、そして未来を考える大きな引き金となったのではないか、との印象だ。
7月7日から、北海道洞爺湖地域においてサミットが開催されているが、同サミットは地球温暖化対策など環境問題への対応が重要なテーマの1つとなっており、子供たちの未来を確かなものとするためにも、世界が1つになった早急な対策が求められている。
サミットでは、日本がどこまで「世界各国をリードできるか」が問われている。
今後、われわれは環境問題とどう付き合い、環境問題にどう向き合っていくのか。
「私たちは何ができるのか、私たちは何をすべきなのか、私たちはどこに向かっているのか」という環境総合展に寄せた同展実行委員会委員長の高橋はるみ北海道知事(写真)の視線・目線は、われわれが環境問題を考える方向を示している。
環境総合展は、全国から333社・団体がブース出展し(アリーナ会場660小間、屋外会場100小間)というこの種の環境イベントでは、北海道では初めてとなる国内屈指の規模の展示会を実現させた。3日間の来場者数は前述の通り、目標を大幅に上回った。
同展は、食や環境などに安全・安心を求めながら、「環境問題を自らの問題として捉え、自ら地球に優しい生活の実践を目指している消費者に対して、企業・団体などが改めて膝をつき合わせた語らいの場を設けた結実」だったのではないか。

◆身近にあるエコの題材子どもたちが体験学習

環境総合展のイベントは環境展示、ステージイベント、環境フォーラムin北海道、エコ体験イベント、展示・体験試乗会で構成された。また、ジャンルもバイオマス・新エネルギー・省エネルギー、廃棄物処理・リサイクル、環境技術・コンサルティング、環境啓発・エコライフ、と多彩だった。
各ブースを訪ねたが、その、ほんの一部を紹介すると、まず、北洋銀行は地域に根ざしたCO2の削減など地球温暖化問題への対応を前面に出した。また、日立製作所は地球環境保全を訴えている。さらに、キヤノンは環境配慮製品技術などを紹介した。
各イベントのうち、特に人気を呼んだのはエコ体験イベントでシャープ、ベネッソ、富士通、北海道ガス、新日本石油、山崎教育システムなどが人気を呼び、子供たちは「エコの題材は、ごく普通の生活空間の中に、いくらでもある」ことを体験学習し、楽しんだ。(関連記事)

(2008.07.08)