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「今日ほど農協が期待されている時代はない。 消費者へ価格転嫁の理解促進を」

−JA全農の永田正利新会長(7/24)

永田正利 新会長 JA全農は7月24日、通常総代会後に経営管理委員会と理事会を開き、新役員を決めた。 永田新会長は就任会見で「私は現在70歳。農協生活50年になるが、今日ほど農協の活躍が期待されていた時代はなかった。WTOや米政策など色々な問題があるが、全農は消費者と生産者の橋渡し役をしていかなければならない」と全農の役割を述べ、「燃油価格や飼料価格の高騰などで農業経営は厳しいが、価格への転嫁がうまくいっていない。安心で安全な農産物を家庭へ届けるためにはこれだけのコストがかかるのだ、ということをJAをあげて伝えていき、消費者に理解してもらうようにしたい」と目標を掲げた。 また「職員の意識改革...

永田正利 新会長
永田正利 新会長

JA全農は7月24日、通常総代会後に経営管理委員会と理事会を開き、新役員を決めた。
永田新会長は就任会見で「私は現在70歳。農協生活50年になるが、今日ほど農協の活躍が期待されていた時代はなかった。WTOや米政策など色々な問題があるが、全農は消費者と生産者の橋渡し役をしていかなければならない」と全農の役割を述べ、「燃油価格や飼料価格の高騰などで農業経営は厳しいが、価格への転嫁がうまくいっていない。安心で安全な農産物を家庭へ届けるためにはこれだけのコストがかかるのだ、ということをJAをあげて伝えていき、消費者に理解してもらうようにしたい」と目標を掲げた。
また「職員の意識改革をしていかなければいけない。前会長の?裄V氏を中心に全農改革をすすめてきたが、評価されてはいるものの100点満点ではない。JAは組合員のためにあるという基本姿勢を忘れずに、今後も改革をすすめていきたい」と、全農の改革にも意欲を見せた。

新役員と略歴は次の通り。
○経営管理委員会
▽会長 永田正利(JA奈良県経営管理委員会)
▽副会長 羽田正治(JA宮崎県経済連)
▽同 木村春雄(JAみどりの)
▽委員 佐藤俊彰(ホクレン)
▽同 工藤信(JAつがる弘前)
▽同 萬歳章(JA新潟みらい)
▽同 田中利宣(JA鈴鹿)
▽同 三嶋章生(JA雲南)
▽同 篠岡守(JA阿南)
▽同 上村勝(JA筑前あさくら)

○監事
▽川澄幾久裕(学経)
▽西澤善光(学経)
▽茅野禎二(東洋精糖株式会社 顧問)

○参与
▽矢木龍一(全国農協青年組織協議会)

○理事会
▽常務理事 澤村紀明(全農栃木県本部長)

《略歴》
永田 正利(ながた まさとし)昭和12年生。平成5年奈良県四連理事、平成8年JAごせ代表理事組合長、同年奈良県四連副会長、平成11年JA奈良県代表理事理事長、平成15年JA奈良県経営管理委員会会長(現任)、同年社団法人家の光協会監事(現任)、平成18年社団法人全国農協観光協会理事(現任)。

羽田 正治(はだ まさはる)昭和12年生。平成7年JA西都組合長、平成14年JA宮崎経済連会長(現任)、同年宮崎県畜産会会長(現任)、平成16年宮崎県農政審議官新議員(現任)。

木村 春雄(きむら はるお)昭和16年生。平成8年JAみどりの組合長、平成17年JA宮城中央会・全農宮城県本部・全共連宮城県本部会長(現任)、同年JAみどりの会長(現任)。

永田正利会長(JA奈良県経営管理委員会) 羽田正治副会長(JA宮崎県経済連) 木村春雄副会長(JAみどりの) 澤村紀明常務理事(全農栃木県本部長)
永田正利会長
(JA奈良県
経営管理委員会)
羽田正治副会長
(JA宮崎県経済連)
木村春雄副会長
(JAみどりの)
澤村紀明常務理事
(全農栃木県本部長)

(2008.07.25)