農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

畜産生産者に生協組合員が応援のカンパ

−パルシステム生協連

    パルシステム生協連合会、飼料・原油高騰などによって深刻な経営危機に陥っている産直の肉・牛乳・鶏卵生産者を支援する「畜産生産者応援カンパ」に6月末から1か月間取り組んできた。その結果、生協組合員から2305万9200円のカンパが集まった。これにパルシステムグループの役職員などの組織カンパを合計し、総額2830万1037円を、牛肉、豚肉、鶏卵、牛乳などの各産直産地39団体に、畜種別・出荷金額に経営規模などを考慮して配分された。    9月4日その贈呈式が同生協連本部で行われ、各畜産部門の代表者に贈呈された。山...

    パルシステム生協連合会、飼料・原油高騰などによって深刻な経営危機に陥っている産直の肉・牛乳・鶏卵生産者を支援する「畜産生産者応援カンパ」に6月末から1か月間取り組んできた。その結果、生協組合員から2305万9200円のカンパが集まった。これにパルシステムグループの役職員などの組織カンパを合計し、総額2830万1037円を、牛肉、豚肉、鶏卵、牛乳などの各産直産地39団体に、畜種別・出荷金額に経営規模などを考慮して配分された。
    9月4日その贈呈式が同生協連本部で行われ、各畜産部門の代表者に贈呈された。山本伸司パルシステム常務取締役は「これまで、パルシステムのカンパは天災の被災者に対してのものが主だったが、畜産の状況は非常事態なので、議論を重ねカンパに踏み切った」と挨拶した。
    また、齋藤文子神奈川ゆめコープ理事長は「組合員が急増しているゆめコープは、全組合員、商品知識が豊富とはいえないが、畜産の現状については、消費者としてできることは何かを考え3回の学習会を行った。この問題には、組合員も高い関心を寄せている」と、組合員を代表して語った。
    生産者からは「カンパに込められた組合員の皆さんの気持ちを嬉しく思う。状況は厳しいが、大変な励みになる。よりよい品質のものをお届けできるよう一層尽力する」と感謝と決意が語られた。

(2008.09.09)