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スイス、ベトナムとのEPA交渉が大筋合意

−農水省
(9/29)

 農水省は9月29日、ベトナムとスイスに対するEPA交渉は、両国とも大筋で合意に達したと発表した。  対ベトナムEPA交渉は2007年1月から交渉をはじめ、08年9月17〜19日にベトナムのハノイで開かれた9回目の会合で大筋合意に達した。  ベトナムからの輸入品目ではドリアン、冷凍ホウレンソウ、緑茶などの農産物や農産加工品が、協定締結即時から5〜15年間で段階的に関税を撤廃し、肉類、雑豆、砂糖、でん粉など国家貿易品目については、関税撤廃品目から除外する。日本からの輸出品目では切り花、リンゴ、ナシ、ミカンなどを、ベトナム側が即時から10年間で段階的に関税撤廃することで合意...

 農水省は9月29日、ベトナムとスイスに対するEPA交渉は、両国とも大筋で合意に達したと発表した。
 対ベトナムEPA交渉は2007年1月から交渉をはじめ、08年9月17〜19日にベトナムのハノイで開かれた9回目の会合で大筋合意に達した。
 ベトナムからの輸入品目ではドリアン、冷凍ホウレンソウ、緑茶などの農産物や農産加工品が、協定締結即時から5〜15年間で段階的に関税を撤廃し、肉類、雑豆、砂糖、でん粉など国家貿易品目については、関税撤廃品目から除外する。日本からの輸出品目では切り花、リンゴ、ナシ、ミカンなどを、ベトナム側が即時から10年間で段階的に関税撤廃することで合意した。
 対スイスEPA交渉は07年5月から交渉をはじめ、08年9月22〜24日にスイスのベルンで開かれた8回目の会合で大筋合意に達した。欧州諸国とのEPA交渉が合意に達するのは初めて。
 スイスからの輸入品目では加工済みのコーヒーやキュウリ、イチジクなどを即時から10年間かけて関税を撤廃、スイス特産のナチュラルチーズやチョコレートは関税削減品目となった。肉類、雑豆、大豆油、砂糖などの国家貿易品目については、関税撤廃品目から除外する。日本からの輸出品目ではメロン、干し柿、味噌などをスイス側が、即時関税撤廃することで合意した。

(2008.09.30)