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農林水産関連企業の設備投資、20年度は減少

−農水省
(12/8)

    農水省が12月8日公表した農林水産関連企業の設備投資動向調査によると、19年度の実績見込額は企業ベースで有効回答企業161社の合計額が3471億円で、18年度実績の3041億円に対し14.1%増えた。また、業種ベースでは19年度の有効回答企業143社の合計額が2244億円で、18年度実績の1958億円に対し14.6%増えた。    しかし、20年度計画は企業ベース(有効回答企業数161社)では3121億円で10.1%減と大きく後退、業種ベース(有効回答企業数143社)でも20年度は2191億円と対前年度比2...

    農水省が12月8日公表した農林水産関連企業の設備投資動向調査によると、19年度の実績見込額は企業ベースで有効回答企業161社の合計額が3471億円で、18年度実績の3041億円に対し14.1%増えた。また、業種ベースでは19年度の有効回答企業143社の合計額が2244億円で、18年度実績の1958億円に対し14.6%増えた。
    しかし、20年度計画は企業ベース(有効回答企業数161社)では3121億円で10.1%減と大きく後退、業種ベース(有効回答企業数143社)でも20年度は2191億円と対前年度比2.4%の減少が見込まれる。
    調査時点は20年3月31日現在。調査対象は、農水省所管業種の製造業または給食産業を営む企業(=農協、漁協も含む)のうち、資本金(=農協、漁協は出資金)が1億円以上の250社で、回収企業数は166社(回収率66.4%)だった。企業ベースは企業全体の投資額を集計したもの。また、業種ベースは集計企業の売り上げ構成比20%以上の上位2業種の投資額を集計したもの。
    業種ベースの平成19年度実績見込額では「食料品製造業」のうち、めん類が88.9%増、調味料が77.5%増と大幅に増えたのが特徴。
    また、20年度の業種ベース計画のうち「食料品製造業」で大幅な増加が見込まれるのは、調理食品が対前年度比158.5%、肉製品が同123.7%、みそ、しょう油が同131.1%。肉製品、水産食料品、みそ、しょう油、めん類、清涼飲料は2年連続の増加が見込まれる。

(2008.12.11)