農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

防災誌第98号を発行

−農業倉庫基金

    (財)農業倉庫受寄物損害補償基金(=農業倉庫基金)はこのほど、防災誌「農業倉庫・カントリーエレベーターと防災」第98号を発行した。    特集は「農業倉庫火災盗難予防月間」。火災・盗難事故が起きやすい冬場に、倉庫見回り、施設・設備の整備・点検などに万全を期そうと、全農と農業倉庫基金が毎年実施しているもので、今年は平成20年12月15日〜21年2月15日が運動期間。    「米麦情勢」は「20年産米の集荷・販売状況」(全農)「世界の食料事情とわが国の食料安全保障」(農...

防災誌第98号

    (財)農業倉庫受寄物損害補償基金(=農業倉庫基金)はこのほど、防災誌「農業倉庫・カントリーエレベーターと防災」第98号を発行した。
    特集は「農業倉庫火災盗難予防月間」。火災・盗難事故が起きやすい冬場に、倉庫見回り、施設・設備の整備・点検などに万全を期そうと、全農と農業倉庫基金が毎年実施しているもので、今年は平成20年12月15日〜21年2月15日が運動期間。
    「米麦情勢」は「20年産米の集荷・販売状況」(全農)「世界の食料事情とわが国の食料安全保障」(農水省)「全農が取り組む新規需要米」(全農)。「20年産米の集荷・販売状況」では、全国で作況指数が102となった20年産米について、生産者の手取の最大化と、生産者と消費者の懸け橋機能の発揮をめざす全農の取り組み経過と今後の対応について述べている。
    販売時での量目欠減のクレームを防ぐため、入庫後の欠減傾向を調べ集荷と販売に役立てようと、全農茨城県本部が入庫後の庫内湿温度・穀温・玄米水分・重量などの経過調査を行った報告では、「今後の対策」を明示している。
    CEの実践事例として、庄内地区で実施したCE機械設備のくん蒸実施内容の報告が載っている。近年、CE出荷米に害虫が混入したとの例が出てきたことを受けて実施した。サイロ以外の機械設備を含むくん蒸は全国初の試み。
    「フォト・ルポ」は、産直市場としては国内最大級の売り場面積を誇るJA糸島(福岡県)の「伊都菜彩」。年間売上高は約18億円だそうだ。他に、「研修会だより」は「平成20年度農業倉庫保管管理技術研修会」「農業倉庫保管管理研修会」「全農県本部・県連等農業倉庫・CE指導員研修会」の報告。
    同誌は年3回発行し、すべての農業倉庫・CEの担当者に読んでもらえるよう約1万部を作成し、県本部等を通じて配布している。

(2009.01.20)