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古紙回収活動などに林野庁長官賞

−「山村力コンクール」

 山村が元気になる活動を全国に広げようという(財)都市農山漁村交流活性化機構の「山村力(やまぢから)コンクール」は応募30件の中から受賞者(個人と団体)12件を選んだ。3月11日に東京で開く「第6回オーライ!ニッポン全国大会」で表彰する。  個人の部で林野庁長官賞に輝いた山形県真室川町の柿崎ヤス子さんは、夫婦で山林50ha、畑80aを経営するほかタラの芽とマイタケなどを作っている。  1998年に自宅の裏山を「百樹の森」と命名し、150種以上の樹木を植え、また「森の談話室」と名付けた手づくりのログハウスや「百樹の森資料館」を建てボランティア活動を展開。  障...

 山村が元気になる活動を全国に広げようという(財)都市農山漁村交流活性化機構の「山村力(やまぢから)コンクール」は応募30件の中から受賞者(個人と団体)12件を選んだ。3月11日に東京で開く「第6回オーライ!ニッポン全国大会」で表彰する。
 個人の部で林野庁長官賞に輝いた山形県真室川町の柿崎ヤス子さんは、夫婦で山林50ha、畑80aを経営するほかタラの芽とマイタケなどを作っている。
 1998年に自宅の裏山を「百樹の森」と命名し、150種以上の樹木を植え、また「森の談話室」と名付けた手づくりのログハウスや「百樹の森資料館」を建てボランティア活動を展開。
 障害者や児童養護施設の子ども、地元の高校生などを招待し、音楽や手づくり料理などでも癒しと励ましの場を提供。その活動資金は森林関係の著書の売上金でまかなっている。
 団体の部で同長官賞を受賞したのは東京都の「環境NPOオフィス町内会」。古紙回収の企業ネットワークで千代田区などを中心に1120社が参加し、年間約7000tを回収している。
 また1割ほど割高となる「間伐に寄与した紙」を購入・使用することで間伐費用の不足分を負担し、間伐を促進。現在、年間約25haの間伐ができる力を持つ。 受賞はほかに全国山村振興会長賞2件、審査委員会長賞8件。

(2009.03.02)