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男性の方が女性の経営参画に積極的

-男女共同参画意識調査

  「経営者として農業経営に携わりたい」とする女性農業者は4割ほどだが、男性側では女性の意向を大きく上回る6割以上が女性に対して「経営に携わってほ しい」と望んでいる、という調査結果が出た。農水省が女性2000人とその配偶者男性2000人(ともに農業従事者)に対して行ったアンケート結果だ。  農業経営については、女性の37%が「経営者として携わりたい」とし、32%が「意見を反映させたい」と答えた。何らかの形で経営方針に意見を言いたい が経営主体として責任は持ちたくないとする女性が多い一方で、男性は64%が「女性には経営者として携わってほしい」と答え、「意見をいってほしい」は...

  「経営者として農業経営に携わりたい」とする女性農業者は4割ほどだが、男性側では女性の意向を大きく上回る6割以上が女性に対して「経営に携わってほ しい」と望んでいる、という調査結果が出た。農水省が女性2000人とその配偶者男性2000人(ともに農業従事者)に対して行ったアンケート結果だ。
  農業経営については、女性の37%が「経営者として携わりたい」とし、32%が「意見を反映させたい」と答えた。何らかの形で経営方針に意見を言いたい が経営主体として責任は持ちたくないとする女性が多い一方で、男性は64%が「女性には経営者として携わってほしい」と答え、「意見をいってほしい」はわ ずか13%だった。男性の方が、より積極的に女性が責任ある経営者になってほしいと望んでいるようだ。
  農協や農業委員会への参画についても、女性の方が消極的だ。
  女性の「参画している、または参画したい」の合計は2割ほどだが、男性の4割以上が「参画してほしい」と望んでいる。参画したくない理由は、「自身の農業で精一杯だから」が半数を超えた。

◆男性は実務レベル、女性は環境を要求

  女性が経営参画するために必要なものについても、男女の間で意識の差がある。
  女性は、農業技術や知識の習得が35%、次いで家事や育児などの負担軽減が24%、家事や育児などは女性の仕事だという固定観念の打破が16%となって いるが、男性は技術・知識の習得が48%ともっとも高く、負担軽減は18%、固定観念の打破は7%にとどまった。
  男性が技術や知識など実務レベルの向上を求める一方で、女性側は就労環境や風習などの改善が必要だという意見が強い。

◆女性の方が報酬に満足

  家族農業経営での家族各人の報酬については、男女ともにほぼ同じ意向だった。
  定期的な定額報酬、または収益に応じた分配報酬が適当だと答えたのは、男女ともに45%ほど。家族への報酬が必要ないと答えたのも、それぞれ11%ほどだった。
  ただし、報酬の満足度については男女で若干の違いがあった。
女性では「報酬に満足している」と「不満はない」の合計が6割を超える一方、男性では「配偶者は満足、もしくは不満をもっていないと思う」の合計は5割ほど。女性の方が報酬に満足を感じている傾向が見られる。

(2009.03.19)