農政・農協ニュース

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75歳以上の半数が「自分中心で農業」

‐高齢農業者の意向調査

  農水省が62歳以上の自営農業者2000人に、営農や地域活動への参加調査をしたところ、75歳以上の5割が「自分1人、もしくは自分が中心となって農業を行っている」と回答。農業従事者高齢化の深刻さが際立つ結果となった。  「農業への関わり方」については全体で6割以上が「自分1人、もしくは自分中心」で農業を行っており、1割近くが「すでに農業をやっていない」と解答し た。また、農業を続ける理由でもっとも多かったものは「家業を守るため」で8割ほど。高齢者が、先代までの家業や伝統を守るため農業に従事している一方、 それを継ごうとする人がいない現状がわかる。  農業生産などの...

  農水省が62歳以上の自営農業者2000人に、営農や地域活動への参加調査をしたところ、75歳以上の5割が「自分1人、もしくは自分が中心となって農業を行っている」と回答。農業従事者高齢化の深刻さが際立つ結果となった。
  「農業への関わり方」については全体で6割以上が「自分1人、もしくは自分中心」で農業を行っており、1割近くが「すでに農業をやっていない」と解答し た。また、農業を続ける理由でもっとも多かったものは「家業を守るため」で8割ほど。高齢者が、先代までの家業や伝統を守るため農業に従事している一方、 それを継ごうとする人がいない現状がわかる。
  農業生産などのグループ活動については、「有機栽培をやりたい」という解答が3割を超えたが、「何もやりたくない」という解答が3割ほどあった。地域社 会貢献活動についても、4割以上が「何もやりたくない」と解答。高齢農業者にとっては、新しい取り組みへの挑戦や農業以外の活動への参加意欲は低いことが わかった。
  ただし、これからの地域農業・農村活動に必要な条件についての質問では、「軽作業であること」が4割、「活動場所が自宅から離れていないこと」が3割を 超えたことからも、高齢農業者にとってはグループ活動や地域社会貢献活動などは体力的に参加するのが困難で、参加したくてもできない現状も見てとれる。

(2009.03.19)