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今年も田植え前に「予約登録米」の注文を開始 -パルシステム生協連

-パルシステム生協連

 「ごはんをもう1杯」で食料自給率を1%あげる運動に取り組んでいるパルシステム生協連が、「あなたの“予約”で、食料自給率を高めよう」と、今年も田植え前の「予約登録米」の注文を開始する。 これは、平成5年の冷害による米不足を契機に、平成7年からパルシステム独自の制度として、田植え前の段階で産地と1年間の契約を結び、登録した人に米を収穫期からほぼ1年間、優先的に届ける仕組で、JAグループがいう「播種前契約」の生協版といえる。 このお米はすべてパルシステムの産直産地で生産される産直米で、その多くは「ふーど米」(JAS有機米またはそれに準ずる)もしくは「エコ・チャレンジ米」(...

 「ごはんをもう1杯」で食料自給率を1%あげる運動に取り組んでいるパルシステム生協連が、「あなたの“予約”で、食料自給率を高めよう」と、今年も田植え前の「予約登録米」の注文を開始する。
 これは、平成5年の冷害による米不足を契機に、平成7年からパルシステム独自の制度として、田植え前の段階で産地と1年間の契約を結び、登録した人に米を収穫期からほぼ1年間、優先的に届ける仕組で、JAグループがいう「播種前契約」の生協版といえる。
 このお米はすべてパルシステムの産直産地で生産される産直米で、その多くは「ふーど米」(JAS有機米またはそれに準ずる)もしくは「エコ・チャレンジ米」(化学農薬・化学肥料使用量が慣行の2分の1以下)だという。
 「作る人と食べる人が常につながっているしくみ作り」という主旨が理解され、登録者数・量ともにここ数年は20%近い伸びを示しており、20年産の登録者数は約11万人で、1万t弱だった。これはパルシステムの産直米年間取扱高の3分の1程度にあたる。21年産米については、14万人、1万2000tを目標にしている。
 産地は北海道・青森・秋田・山形・福島・新潟・茨城・長野の16JAおよび5生産団体。
 今年産は4月6日から注文を開始する。

(2009.04.01)