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農家の農薬適正使用意識は高い  農薬の使用状況および残留状況調査結果 -農水省

農薬の使用状況および残留状況調査結果 -農水省

 農水省は、農薬が適正に使用・管理されているかを確認するために実施した「平成19年度国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査」の結果をこのほど発表した。この調査は「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング年次計画」に基づいて、農産物販売農家における農薬の使用状況および産地段階における農産物への農薬の残留状況を調査するものだ。 19年度は4741戸の農産物販売農家について調査したが、その99.7%、4726戸で「適正に使用され、問題は認められない」と、ほぼすべての農家で農薬が適正に使用されていることが分かり、農薬の適正使用についての意識が高いことが確認された。 ...

 農水省は、農薬が適正に使用・管理されているかを確認するために実施した「平成19年度国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査」の結果をこのほど発表した。この調査は「食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング年次計画」に基づいて、農産物販売農家における農薬の使用状況および産地段階における農産物への農薬の残留状況を調査するものだ。
 19年度は4741戸の農産物販売農家について調査したが、その99.7%、4726戸で「適正に使用され、問題は認められない」と、ほぼすべての農家で農薬が適正に使用されていることが分かり、農薬の適正使用についての意識が高いことが確認された。
 また15年度以降の調査結果をまとめたのが表だが、調査農家数は増えているが、不適正使用農家数は数も割合も激減しており、農家の安全・安心への意識が年々高まってきていることがこの表からも分かる。
 不適正な使用がされていたのは15戸16件で内訳は表の通りとなっているが、不適正な使用が多く認められた作物は、いちご、はくさいだった。
 農薬の残留状況については、2087点の農産物について分析しているが、2点を除いて問題はなく、適正に農薬を使用しているという農薬の使用状況調査結果を裏付けるものとなっている。

(2009.04.02)