農林水産省は、４月18日（土）から20日（月）までの日程でＧ８農相会合がイタリアのチソン・ディ・バルマリーノで開催されると２日発表した。
　昨年７月の北海道洞爺湖で開かれたＧ８サミットでは「世界の食料安全保障に関する提案の形成」を目的としたＧ８農業大臣会合開催が合意され、昨年末までにサミット議長国である日本で開くことが模索されたが、米国発の金融危機発生で見送られていた。
　今年はサミット議長国がイタリアのため同国で開催。「食料安全保障に関する次の危機に対応するための国際戦略の探求」を議題に議論する。
　参加国はＧ８（日本、イタリア、米国、フランス、英国、ドイツ、ロシア、カナダ、ＥＵ）のほか、Ｇ５（ブラジル、メキシコ、中国、インド、南アフリカ）とエジプト、豪州、アルゼンチンが招待される。
　日本は「多様な農業の共存」を理念として食料安保について輸入国の立場から意見を述べる方針。最終日には共同宣言が採択されることになっている。